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2021/09/27 10:56

フランスのストーリーボードディレクター、アートデザイナーSylvain Despretz(シルヴァン・デプレ)の紹介ページです。
(当店SNSで発信したものをまとめています。)

Sylvain Despretz(シルヴァン・デプレ)は、日本ではあまり知られていないかもしれませんがハリウッドのメジャー映画には欠かせない人物なんです。
リドリー・スコット監督、スタンリー・キューブリック監督、リュック・ベッソン監督のいくつかの作品の絵コンテを担当していました。
シルヴァン・デプレスの絵コンテはとてもバンドデシネのタッチに近くユニークです。

Los ángelesと「AKIRA」を一緒に撮影したのは...

繋がりがないようですが、実は幻となってしまった「AKIRA」の実写版映画の絵コンテを描いていたのがSylvain Despretz(シルヴァン・デプレス)だからです!
Los ángelesには彼のデビューから今に至る数々の作品の背景が収められています。
映画とバンドデシネが好きな方におすすめの1冊です。
上の3枚目の写真は予定されていた映画バーバレラ(Barbarella)のイラストです。

これは漫画翻訳家としての自分の話ですが、「漫画とバンドデシネの違いは何か」と友達に聞かれることがよくあります。
個人的な意見ですが、例えると…
漫画はドラマ、バンドデシネは映画、そんな気がします。
漫画は1分単位で、バンドデシネは1時間とか1日単位で表現されるような。

バンドデシネの1つの特徴は「ellipse(エリップス)」と言われています。エリップスは直訳すると“省略”、主に時間や物語の省略を表しています。省略されている分、読者の想像に任せる部分が多くなります。バンドデシネも映画もそこは同じです。

Los ángelesの絵コンテを見ると、いかに近いかが分かります。
シルヴァン・デプレはリドリー・スコット監督の様々な映画に関わっており、今回の
Los ángelesでは映画“グラディエーター”についても多く語られています。
絵コンテはもちろん、たくさんの資料を見せてくれています。

■■■シルヴァンとメビウスの関係■■■
シルヴァンがメビウスに初めてあったのは14歳の時のパリのコミックファンコンベンションだったそうです。
そして20歳の頃NYの本屋でメビウスに手紙を渡し、連絡先を交換しました。
すると数カ月後、メビウスから連絡が入り、そこから15年間、師匠として友として接することとなりました。
仕事の上でメビウスが求める質のレベルはとても高かく、応えるのにつらい時期もあったそうです。
しかし、これを乗り越え、自分の能力を引き出し、トップアーティストと仕事をするまでになりました。
シルヴァンにとってメビウスは父親のような存在であり、メビウスにとってシルヴァンは文学、映画、哲学を話せる数少ない相手だったそうです。
長い間に築かれたシルヴァンとメビウスの関係は特別ですね。
シルヴァンの絵をみるとそれが伝わってくる気がします。
かなりざっくりと2人の関係を書きましたがもっとちゃんと読みたい方は
こちらのインタビュー記事(英語)をご覧ください↓
http://moebiusodyssey.space/interview/sylvain-despretz/


「Les naufragés du temps(直訳:時の漂流者)」「バーバレラ」でも知られる70年代の人気バンドデシネ作家ジャンクロード・フォレストが創り出したキャラクターに「イポクリット」という女性がいます。
このイポクリットはシルヴァン・デプレのお気に入りのキャラクターの一つで、フォレストから譲ってもらう約束をしていたそうです。
しかし、残念ながら正式に契約が結ばれる前にフォレストは68歳(1998年)でこの世を去ってしまいました。
シルヴァン・デプレのイポクリットもスタイル良く描かれていて、BDとして見てみたかったです✨

さいごに
Los ángelesのイントロダクションに
“このアートブックは最初からきちっと読むと教科書のようになってしまうかもしれない。アート業界の方でないなら、好きな絵から入っても良い”とあります。
厚さ4cmのシルヴァン・デプレの
Los ángelesをよろしくおねがいします😁
Los ángelesは英語版です。

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