白水社『ふらんす』の「ヴァカンスに読みたい本」企画で、レシャピートル書店の榎本さんからお声がけいただき、少しだけバンドデシネをご紹介させていただきました。
同じ本に関わる仕事をしている榎本さんとは、本屋を始めたきっかけや、輸入のあれこれなど、話が尽きず大盛り上がり。本が結んでくれたご縁に感謝です!
是非読んでみてくださいね。

『ふらんす』で紹介した作品
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La route
Larcenet Manu
荒廃した世界を舞台に、父と子が南を目指して旅を続ける『LA ROUTE』。灰に覆われた大地、人食い部族の脅威、わずかな希望を胸に進む姿が描かれます。コミカライズは難しいと言われていたコーマック・マッカーシーの小説『ザ・ロード』を、マニュ・ラルスネが圧倒的な表現力でバンドデシネ化しました。沈黙と余白が語る、静かで力強い傑作です。
Sa Majesté des mouches
Aimée De jongh
飛行機事故で孤島に取り残された少年たちは、自由を謳歌するも、やがて秩序が崩れ、暴力と恐怖が支配する世界へと変貌していく。文明の仮面が剥がれ、本能がむき出しになる中、彼らは何を選ぶのか――。
ウィリアム・ゴールディングの名作『蝿の王』を、Aimée de Jonghが緊張感と詩情をもって描き切った、沈黙と色彩が語る衝撃作です。

絵になることで、想像が広がるのも最高! 原作ファンも新たな発見があって、作品の裾野が広がるのは嬉しいよね。
今回紹介したBD以外にもたくさんあるのでチェックしてね。
コミカライズ作品一覧はこちらから↓↓↓
https://www.m-petitrenard.com/?mode=grp&gid=2971310&sort=n

続いて、SOPHIE GUERRIVEさんの『TULIPE(チューリップ)』シリーズ。
かわいい絵とシュールな世界観がたまらない!ちょっと哲学的なのに、クスッと笑えるユーモアがあって、フランス語初心者にもおすすめ!
1ページごとに完結する読み切り形式なので、どこから読んでも心に響く言葉と余白が広がります。
Les amours de Tulipe
Sophie Guerrive
哲学的で詩的な世界が広がる『TULIPE 』5巻目では、熊のチューリップが一本の木への深い愛情を抱きながら、静かな日々を送ります。
蛇のクロクスや鳥のヴィオレット、コウモリのカプシーヌなど個性豊かな仲間たちとともに、死や宇宙、孤独といった普遍的なテーマに向き合い、ユーモラスかつ切実に語り合います。
本作は1ページごとに完結する読み切り形式で構成されており、どこから読んでも心に響く言葉と余白が広がります。
「愛してる」という言葉の重みや伝わり方の違いが描かれ、沈黙の中に感情が滲む一冊。Sophie Guerriveの柔らかな線と温かな色彩が、読者を静かで豊かな内面世界へと誘います。

『TULIPE』は昨年5巻目が出ました。4巻目が発売されたころNHKの旅するためのフランス語でティボーと千葉一磨さんで読みました~なつかしい
SOPHIE GUERRIVEさんの作品一覧はこちらから↓↓↓
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