セバスチャン・デプラによる日本の伝統的木版画技法「木版画(moku hanga)」をテーマにしたアートブックです。
2025年2月にフランスの出版社「OK Des Paris」から刊行され、京都・Villa Kujoyamaでの滞在制作を背景に、自然素材を用いた持続可能な印刷技術の探求が記録されています。
本書は全24ページのコンパクトな構成ながら、版画制作の工程や道具の使い方をイラストとともに丁寧に解説しています。浮世絵で知られる葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」に象徴される技法を現代の視点から再構築し、環境への配慮や職人の健康への影響にも触れています。チュートリアル形式で描かれており、木版画に興味を持つ読者にとっては技術的な入門書であると同時に、芸術的な視点から再発見を促す一冊となっています。
セバスチャン・デプラの印刷文化への深い関心と、日仏の技術交流が反映された本書は、アートとクラフトの境界を越える魅力を備えています。
Éditeur : OK DES PARIS
Date de publication : 21 février 2025
Langue : Français
Nombre de pages de l'édition imprimée : 24 pages
ISBN-10 : 2487930020
ISBN-13 : 978-2487930025
Poids de l'article : 141 g
Âge de lecture : Dès 10 ans
Dimensions : 11 x 2 x 14.5 cm