ギヨーム・ビアンコが物語を綴り、マリー・ケラスクエットが描く「Nunuche」シリーズの第2巻。愛らしくもおバカで純粋な少女ニュニュシュの日常を、詩的でユーモラスに描いたバンドデシネです。
今作では、お転婆なニュニュシュが、なんと豪華で上品な男爵夫人の邸宅へと足を踏み入れます。高級な調度品や気取った雰囲気など、彼女の日常とは正反対の「お上品な世界」で、ニュニュシュの天真爛漫(かつ予測不能)な行動が次々と騒動を巻き起こします。タイトルのRonronne(ゴロゴロと喉を鳴らす)が示す通り、どこか猫のような自由奔放さを持つ彼女が、上流階級の生活をかき回していく様子がユーモラスに描かれています。
ケラスクエットによる、丸みを帯びた愛らしくもどこかシニカルなイラストは、ニュニュシュの可愛らしさと物語のシュールな笑いを見事に表現しています。子どもから大人まで、思わずクスッとしてしまうような魅力にあふれた一冊です。
■KERASCOËT(ケラスコエット)
ケラスコエットは、マリー・ポムピュイとセバスチャン・コセの二人からなる漫画家デュオ。
マリーは1978年にブレストで生まれた。バカロレア取得後、パリに出て、オリヴィエ・ド・セール校でグラフィックデザインを学び、エスティエンヌ校で医学・科学イラストレーションを学ぶ。
Nunuche - Tome 2 - Ronronne chez la baronne
Bianco Guillaume (Auteur), Kerascoët Marie (Illustrations)
Éditeur : DARGAUD
Date de publication : 31 mai 2024
Édition : Illustrated
Langue : Français
Nombre de pages de l'édition imprimée : 80 pages
ISBN-10 : 2205211684
ISBN-13 : 978-2205211689
Poids de l'article : 426 g
Dimensions : 18.7 x 1.4 x 23.8 cm