Xavier Costeの新しいグラフィック小説シリーズの最新作です。前作「1984」のBD版の成功を受け、続編が登場です!
本作は、ジョージ・オーウェルの傑作「1984年」の世界観を鮮烈なビジュアルで描き出した前作に続き、その暗黒のディストピアが「その後」どのように変貌し、あるいは継続しているのかを模索する野心的な一作です。タイトルが示す通り、ビッグ・ブラザーの支配が完成されたはずの翌年を舞台に、抑圧された社会の断片を日記形式のような親密さと、冷徹な観察眼をもって描き出しています。
コストの描くグラフィックは、巨大な建築物や幾何学的な構図を多用し、個人の存在を押し潰すような全体主義の威圧感を視覚的に表現しています。色彩は限定的でありながら、冷たいコンクリートの質感や、人々の表情に宿る消え入りそうな灯火のような希望、あるいは絶望を、重厚な筆致で描き分けています。彼は単にオーウェルの物語をなぞるのではなく、現代社会にも通じる監視システムや情報の改竄といったテーマを、1980年代という時代設定の中に巧みに投影させています。
Journal de 1985
Xavier Coste
Éditeur : SARBACANE
Date de publication : 4 septembre 2024
Édition : Illustrated
Langue : Français
Nombre de pages de l'édition imprimée : 272 pages
ISBN-13 : 979-1040806370
Poids de l'article : 1,57 Kilograms
Âge de lecture : Dès 15 ans
Dimensions : 25.8 x 2.9 x 25.7 cm