パリ郊外の家で暮らすティーンエイジャー、ニノンは親の目を盗んで夜に抜け出し、親友エヴァと刺激を求めて遊び歩く年頃。姉のジュディスはすでに家を出ており、昼はオーガニック食品店で退屈な仕事をこなし、夜は気だるい隣人や自分自身の不安から逃れるように、ラッパーの恋人チャーリーと過ごしている。一方、母コラは夫アルチュールとの関係を取り戻そうと奮闘し、アルチュールは若き日の思い出にしがみついている。
複数の人物の視点が軽快に切り替わる“ハイパーリンク”形式で、愛情や承認を求めながら人生の曲がり角に立つ人々を描く。寄生虫に取り憑かれたり、奇妙な写真に悩まされたり、怪しい牡蠣に裏切られたり、復讐心に燃えるバーベキューに遭遇したりと、彼らの混沌とした日々は息つく間もなく展開する。
モノクロの独特な作画と“汚れたユーモア”で知られるメイベリン・スクヴォルツォフは、滑稽さと痛み、優しさと驚きを自在に行き来しながら、登場人物たちの弱さや欲望を生々しくも温かく見つめる。前作『Roxane vend ses culottes』に続き、読者を一気に引き込む快作となっている。
Tachycardia
Maybelline Skvortzoff (Auteur)
Éditeur : Editions Tanibis
Date de publication : 6 mars 2026
Édition : 1er
Langue : Français
Nombre de pages de l'édition imprimée : 248 pages
ISBN-10 : 2848410930
ISBN-13 : 978-2848410937
Poids de l'article : 980 g
Dimensions : 20.4 x 3.1 x 26.7 cm