童話や民話を思わせる残酷さと幻想性を持ちながら、“怪物の世界”で生きる小さな存在たちの自由や尊厳を描くファンタジー・バンドデシネシリーズです。
本作では、第1作にも登場した小さなコリガン、ブレシュ=ダンが主人公となります。彼は“Tout-Sucre”という名高い料理旅団へ入る機会を得ますが、その条件は親友トロワ=フォワ=モルトを裏切り、彼女の秘密のレシピを盗むことでした。誠実な彼はそれを拒み、追放同然の逃亡生活へ身を投じることになります。
ファビアン・ヴェルマンによるユーモアと残酷さが入り混じる物語と、ジャン=バティスト・アンドレアエの絵画的で豊かな作画が大きな魅力で、童話的冒険譚でありながら、社会の周縁にいる者たちへの優しい視線に満ちた、詩的で温かな作品です。
■FABIEN VEHLMANN(ファビアン・ヴェルマン)
1972年モン・ド・マルサン生まれ。ナントのビジネス・スクールを卒業後、バンド・デシネの脚本家を志す。2009年からは、ヨアン画でベルギーの国民的シリーズSpirou et Fantasioを担当。BDを代表する脚本家の仲間入りを果たした。2006年に刊行が始まったブルーノ・ガゾッティ画Seulsは、二度アングレーム国際漫画祭子供向け作品賞を受賞するなど、評価が高い。
La Cuisine des Ogres: Une vie de vaurien
Fabien Vehlmann (Scénario), Jean-Baptiste Andreae (Dessins)
Éditeur : RUE DE SEVRES
Date de publication : 8 avril 2026
Édition : Illustrated
Langue : Français
Nombre de pages de l'édition imprimée : 80 pages
ISBN-10 : 2810208174
ISBN-13 : 978-2810208173
Poids de l'article : 810 g
Âge de lecture : Dès 12 ans
Dimensions : 24.1 x 1.3 x 32 cm